アスファルト舗装の駐車場ができるまでの工程。職人の仕事内容を紹介 | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

アスファルト舗装の駐車場ができるまでの工程。職人の仕事内容を紹介

駐車場舗装にはさまざまな種類がありますが、アスファルト舗装は多くの場所で選ばれています。
それぞれの方法には、どのような特徴があるのでしょうか。


本記事では、主にアスファルト舗装による駐車場の工事についてご紹介します。

駐車場の種類

駐車場には、大きく分けて2種類の形式があります。


  • 自走式駐車場
  • 機械式駐車場

自走式駐車場

運転者が自らの手で車を駐車するタイプの駐車場です。
平面駐車場、立体駐車場、屋上駐車場などに分類されます。


平面駐車場

最も一般的な駐車場形式で、平地に駐車場スペースを確保したものです。
車両サイズに制限があることもありますが、障害物が少なく、出し入れがしやすいのが特徴です。


立体駐車場

駐車場スペースを立体的に確保するために、機械式や自走式で車を上下に移動させるタイプの駐車場です。


屋上駐車場

建物の屋上に設けられた駐車場です。
店舗やオフィスの併設駐車場として利用されることが多いです。


機械式駐車場

機械を使って車を駐車・出庫するタイプの駐車場です。
自走式駐車場に比べて省スペースで設置できるのが特徴ですが、駐車スペースが狭い、操作に慣れが必要などのデメリットもあります。


タワー型

タワー状の構造で、駐車スペースを上下に移動させて車を駐車するタイプです。


パレット型

パレットと呼ばれる台車に車を載せて、それを上下左右に移動させて駐車するタイプです。


循環型

レール上の台車に車を載せて、それを円形に回転させて駐車するタイプです。


駐車場の種類を選ぶ際には、駐車する車の大きさや台数、予算、設置場所などを考慮する必要があります。



アスファルト舗装による駐車場ができるまで

駐車場の大きさや形状、地盤の状態によって工程は多少異なりますが、一般的には以下の工程を経るとされています。


1.測量・設計

駐車場を設置する場所を測量し、設計図を作成します。
この段階では、駐車台数や車種、駐車方法などを考慮したレイアウトを決定します。


2.掘削

設計図に基づき、重機を使って駐車場に必要な深さまで掘削を行います。
掘削した土は、処分場へ運搬します。


3.路盤整正

掘削後、路盤と呼ばれる土台を平らに整えます。
職人は、高さを測量しながら重機を操作し、路盤を均一に仕上げます。


4.砕石敷き

路盤の上に、砕石を敷き均します。
砕石は、路盤を安定させるために必要なものです。職人は、ダンプトラックから砕石を降ろし、レーキを使って平らに均します。


5.転圧

砕石を敷き均したら、ローラーを使って転圧します。転圧することで、砕石をしっかりと締め固め、路盤を安定させます。
ローラーの速度と圧力を調整しながら、均一に転圧します。



地盤の弱い場所でアスファルト舗装の駐車場工事するときの注意点

弱い地盤の場所で駐車場工事を行う場合、通常の地盤と比べてさまざまなリスクが伴います。
安全な駐車場を完成させるために、以下の点に特に注意しましょう。


地盤調査の実施

工事に着手する前に、必ず地盤調査を行い、地盤の種類、強度、水位などを把握する必要があります。
地盤調査の結果に基づき、適切な地盤改良工事を計画しましょう。


地盤改良工事

地盤調査の結果、地盤が弱いことが判明した場合、地盤改良工事を行う必要があります。
地盤改良工事には、以下のような種類があります。


  • 突き固め: 地盤を突き固めて、密度を高める工法
  • 置換: 弱い地盤を掘削し、良質な土砂で置き換える工法
  • 柱状改良: 地盤に柱状のコンクリートや鋼管を打ち込む工法
  • 排水対策: 地下水位が高い場合は、排水対策を行う必要がある


アスファルト舗装による駐車場は費用対効果が高い

駐車場舗装にはさまざまな種類がありますが、アスファルト舗装は費用対効果が高く、施工期間も短いとされているため、多く選ばれています。
ただし、弱い地盤の上で駐車場工事を行う場合、十分な事前準備と対策が必要です。
地盤改良工事などを行い、安全な駐車場を完成させる必要があるでしょう。


建設職人の求人をお探しの方はこちら!