トラック掲載型クレーン(ユニック車)とは?特徴や種類を知っておこう | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

トラック掲載型クレーン(ユニック車)とは?特徴や種類を知っておこう

建設現場で活躍する多くの職人にとって、トラック掲載型クレーン(ユニック車)は欠かせない存在といえます。
特にどのようなときに活躍する建設機械なのでしょうか。


本記事では、ユニック車の基本的な特徴や種類などをご紹介します。

トラック掲載型クレーン(ユニック車)の特徴

トラック掲載型クレーン(通称ユニック車)は、建設現場で大活躍する便利な道具です。
ここでは、ユニック車の特徴をご紹介します。


移動性と汎用性が高い

ユニック車の最大の特徴は、クレーンとトラックが一体になっていることです。
これにより、資材の運搬から荷降ろし、設置まで1台でこなせます。
現場間の移動も楽で、小回りが利くのが魅力です。


操作が比較的簡単

大型クレーンに比べると、ユニック車の操作は習得しやすいです。
もちろん、安全な操作には訓練と経験が必要ですが、建設の仕事に慣れてくれば、使いこなせるようになるでしょう。


小規模現場でも活躍

大型クレーンが入れないような狭い現場でも、ユニック車なら作業ができます。
1人親方や小規模チームでの仕事にも適しています。


コスト効率が良い

大型クレーンをレンタルするよりも、ユニック車を所有または借りる方が、長期的にはコスト効率が良い場合が多いです。
特に、頻繁に使用する場合は購入した方がコストパフォーマンスに優れるでしょう。


資格取得で活躍の場が広がる

ユニック車を操作するには、移動式クレーン運転免許が必要です。
この資格を取得すれば、仕事の幅が広がり、より多くの現場で活躍できるチャンスが増えるでしょう。



トラック掲載型クレーン(ユニック車)の種類

トラック掲載型クレーン(ユニック車)の種類について、ご紹介します。


通常クレーン

通常クレーンは、トラックの荷台に設置されたクレーンアームを使用して荷物の積み下ろしを行います。
このタイプのクレーンは、荷台の外側にアームを伸ばすことで広範囲の作業が可能です。
建設現場や物流において、重量物の積み下ろしや移動に広く利用されています。
シンプルな構造で操作が容易なため、さまざまな現場で活躍しています。


荷台内装クレーン

荷台内装クレーンは、クレーンが荷台の中に収納できるタイプです。
この設計により、クレーンが車両の外に出ることなく荷物の積み下ろしが可能です。特に、都市部や狭い場所での作業に適しています。
クレーンが外部に露出しないため、運搬中の安全性が高く、車両の高さを抑えることができるのも特徴です。


ハイジャッキ付きクレーン

ハイジャッキ付きクレーンは、クレーンアームとともに高所作業用のジャッキが搭載されたタイプです。
このジャッキ機能により、トラックから離れた場所や高い場所にある荷物を持ち上げることができます。高所作業が求められる現場や、通常のクレーンでは届かない位置にある荷物の搬出入に非常に便利です。
複雑な現場での柔軟性が求められる場合に特に重宝されます。



トラック掲載型クレーン(ユニック車)の操縦に必要な免許・資格

トラック掲載型クレーン(ユニック車) を操作するためには、以下の免許や資格が必要です。


自動車運転免許

クレーン付きトラックは、一般的に中型自動車に分類されるため、中型自動車免許が必要です。
車両総重量や最大積載量によっては、大型自動車免許が必要な場合もあります。
車両総重量が5~11トン、最大積載量3~6.5トンまでが中型免許、それ以上になると大型免許が必要です。


移動式クレーン運転技能講習

吊り上げ荷重が0.5トン以上1トン未満のクレーンを操作する場合「移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育」、1~5トンの場合「小型移動式クレーン運転技能講習」を修了し、その修了証を取得する必要があります。
この講習では、安全なクレーン操作の基本技術や関連法規について学びます。
5トン以上になると、「移動式クレーン運転士免許」が必要です。


玉掛け技能講習

クレーンで吊り上げる荷物に玉掛け(荷物の取り付け、取り外し)を行う場合、玉掛け技能講習を修了し、その修了証を取得する必要があります。
これは、クレーン操作に付随する作業であり、安全な荷物の取り扱いに不可欠な資格です。
1トン未満の場合、「玉掛け特別教育」、1トン以上の場合「玉掛け技能講習」となります。



トラック掲載型クレーン(ユニック車)を扱えるようになろう

ユニック車は、建設現場の効率を大幅に上げてくれる強い味方です。
これから建設業に携わる方にとって、ユニック車の知識と操作スキルは、大きな武器になるでしょう。
安全第一で、この便利な機械をマスターしていきましょう。


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