自走式リサイクル機械の特徴。定置式環境リサイクル機械との違いとは? | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

自走式リサイクル機械の特徴。定置式環境リサイクル機械との違いとは?

建設現場や災害現場などで目にする機会が増えたのが「自走式リサイクル機械」ではないでしょうか。
その場で廃棄物を処理できる便利な機械です。


本記事では、自走式リサイクル機械の特徴と、定置式との違いについてご紹介します。

自走式リサイクル機械の特徴

自走式リサイクル機械とは、その名の通り自力で移動しながら廃棄物の処理を行うことができる機械です。
建設現場や災害現場など、場所を選ばずに作業できる点が大きな特徴です。
クローラーやタイヤを装備しているため、現場内での移動が容易で、作業場所を柔軟に変更できます。
これは、特に広範囲にわたる工事現場や、複数の現場を行き来する1人親方は特に大きなメリットとなります。


定置式環境リサイクル機械との違い

自走式リサイクル機械は、自走式は比較的小型で機動性に優れているため、狭い場所や急な斜面でも作業が可能です。
建設現場特有の不整地や制限された空間でも効率的に稼働できる点は、現場の生産性向上につながるでしょう。


一方、定置式環境リサイクル機械は、あらかじめ設置された場所に固定して使用する機械です。
工場内や処理施設など、一定の場所で継続的に使用されることが多いです。
自走式に比べて移動ができないため、廃棄物を機械まで運ぶ必要があります。しかし、騒音や振動が少なく、静かな環境で作業できる点が特徴です。
また、小型から大型までさまざまな機種があり、処理する廃棄物の量や種類に合わせて選べます。



自走式リサイクル機械の活躍場面

自走式リサイクル機械は、その高い機動性と処理能力から、さまざまな場所で活躍しています。
主な活躍場面としては、以下のようなものが挙げられます。


建設現場

建設現場では、解体工事や道路工事、土木工事など、大量の廃棄物が発生します。
自走式リサイクル機械は、これらの廃棄物をその場で処理し、再利用可能な資源に変えることで、廃棄物量を削減し、環境負荷を低減できるでしょう。


解体工事

建物を解体する際に発生するコンクリート片や廃木材などを、その場で破砕・選別し、再利用可能な資源に変えます。


道路工事

道路の舗装を剥がす際に発生するアスファルトやコンクリートを破砕し、再利用可能な骨材に変えます。


土木工事

土を掘削する際に発生する不要な土を、その場で処理し、埋め戻しなどに利用します。


災害現場

地震や台風などの自然災害が発生した際、大量のがれきが短時間で発生します。
自走式リサイクル機械は、被災地へ迅速に駆けつけ、がれきをその場で処理することで、復旧作業を円滑に進められるでしょう。


災害復旧

地震や台風などの災害で発生したがれきを、迅速に処理し、復旧作業を円滑に進めます。


緊急時の廃棄物処理

災害発生時に一時的に発生する大量の廃棄物を迅速に処理し、環境への影響を最小限に抑えます。



自走式リサイクル機械の将来性

将来、自走式リサイクル機械はさらなる技術革新によって、より効率的で高性能な機械へと進化していくことが期待されています。
たとえば、AIやIoT技術の導入で、より高度な自動化や遠隔操作が可能となったことによる人手不足問題の解消への貢献などです。
また、さまざまな種類の廃棄物を処理できる多機能な機械が登場し、より幅広い分野で活用されるようになるでしょう。
さらに、小型化・軽量化が進み、狭い場所での作業も可能になることで、より多くの現場で活躍できるようになることが期待されます。


特に注目されているのは、災害時の活用です。
災害発生時には、大量のがれきが短時間で発生するため、迅速な処理が求められます。
自走式リサイクル機械は、現場へ迅速に駆けつけ、がれきをその場で処理し、復旧作業を加速させることができます。



廃棄物などを自走して処理できる便利な建設機械

自走式リサイクル機械は、その高い機動性と処理能力から、建設現場、災害現場、産業廃棄物処理など、幅広い分野で活躍しています。
今後も、環境問題への関心の高まりとともに、その需要はますます高まっていくことが予想されます。


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