ビジュアルを追求できる建築板金職人!基本的な仕事内容を把握しよう | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

ビジュアルを追求できる建築板金職人!基本的な仕事内容を把握しよう

建築板金職人は、薄い金属板を用いて屋根を葺く作業などを行う仕事です。
ビジュアルを追求できるのが大きな魅力です。


本記事では、建築板金職人の特徴や仕事内容などをご紹介します。

建築板金職人とは

建築板金職人とは、銅や鉄などの薄い金属板を用いて、屋根を作ったりする仕事です。
雨風から住宅を守るためには欠かせません。


就業するには

建築板金職人として就業するには、特に学歴や資格などは必要ありません。
学校を卒業後に建築板金工務店などに入職し、見習いなどとして修業して一人前になる方法があります。
また、職業訓練校に行き、技能検定の「建築板金技能士」の資格を取得する道もあります。


さらに、「建築施工管理技士」などの資格を取得することで、技能の向上や給与アップなども期待できるでしょう。
ある程度経験を積んだら、独立することも可能です。
その場合は、施工図の作成や数量や価格の積算など、設計や管理の能力なども必要になります。


労働条件

建築板金職人の給与は、はじめは日給月給制の場合が多いです。
熟練工になると、出来高払いで受け取れるようになる場合があります。
出来高制の場合は、本人の能力や地域の条件などにより多少差があります。


就業者に関するデータ

ここでは、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」から、就業者に関するデータをご紹介します。


就業者統計データ(全国)

  • 就業者数:83,860人
  • 労働時間:168時間
  • 賃金(年収):408.6万円
  • 年齢:42.1歳

出典:厚生労働省「jobtag

建築板金職人の仕事内容

建築板金職人の用いる薄い金属板には、軽量のカラー鉄板が用いられることが多いです。
また、アルミ板やステンレス板、チタニウム板などを用いて屋根を葺くこともあります。
一般住宅の屋根で工事をする場合、まず金属板を屋根のサイズに合わせて切ります。
そして、曲げ加工をしてから屋根の上に運んで、軒先から順番に葺き上げを行います。
この時にまずは、フェルトなどで下地葺きを行うのが一般的です。 金属板のつなぎ目は、雨水が入らないように、金属板の端と端を重ねてから折り曲げるか、溶接してつなぎます。


使用する道具

建築板金職人は、主に以下の道具を用いて仕事を行います。

  • フェルト
  • 吊り子
  • リブ付化粧鉄板
  • 建築鉄板
  • 工具
  • ヘルメットやゴーグルなどの護身用品


建築板金職人のやりがい

建築板金職人のやりがいには、主に以下のようなものがあります。


見た目の美しさ

建築板金職人は、性能はもちろん、見た目を損なわないように仕上げる必要があります。
複雑な形状の屋根の場合、さまざまな角度の屋根があるため、角同士がぶつかる部分は特に技術が必要です。
複雑な屋根もきれいに施工することができ、見た目にも美しく加工できれば大きな充実感を味わえるでしょう。


施工した物件がメディアに紹介される

完成度が高く美しい物件は、メディアなどに紹介される可能性があります。
実際のデザインなどは設計士や工務店などが担当するものですが、自分が行った施工が多くの人の目に触れるのは嬉しく感じるでしょう。
また、顧客から高い評価を受けると、やりがいを感じるのではないでしょうか。


突然の修理にも対応できる

屋根に関する仕事は、災害などで傷んだ突発的な修理なども含まれます。
特に台風のシーズンなどは、連続して台風が来る場合もあるので、素早い対応が必要になるでしょう。
こうした時に、突発的な修理に対応できれば、多くの人に感謝されるのでやりがいを感じやすいでしょう。


出典:厚生労働省「jobtag

建築板金職人について知ろう

建築板金職人は、金属板を加工して屋根を葺く仕事を行います。
屋根にはさまざまな形状や種類があるため、見た目を損なわないように仕上げるためには、熟練の技術が必要です。
特別な資格は不要なので、興味を持った方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


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