悪天候で急に休みになったらどうする?建設職人の休日事情 | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

悪天候で急に休みになったらどうする?建設職人の休日事情

建設現場での作業は屋外が多いため、悪天候の場合は休みになることもあります。
では急に休みになった場合、職人さんたちはどうしているのでしょうか。


本記事では、休日の概念や建設職人の休日の過ごし方などをご紹介します。

休日の概念

建設業界では、主に以下のような概念が適用されています。


休日と休暇

  • 休日…労働義務のない日
  • 休暇…労働義務はあるが、労働者の請求によって労働義務が免除される日

と、労働基準法で定義されています。


年間労働日(年間休暇含む)=365日ー年間休日となり、年間労働日=365日―年間休日ー年間休暇にはならないので注意が必要です。


所定休日と法定休日

事業主が定める休日が所定休日で、労働基準法が定める休日が法定休日です。
法定休日は週に1日、または月に4日以上と定めており、日曜日を休みと定めているわけではありません。
しかし、ほとんどの建設業は日曜日が休みとなっています。


さらに休日は、2種類に分けられます。

  • 所定休日であり法定休日となる日曜日
  • 日曜日以外の所定休日(事業主が指定する休日)

振替休日と代休

  • 振替休日…休日出勤させる前に、事業主が休日出勤の代わりになる休日を定めること
  • 代休…休日出勤の後に、事業主が休日出勤の代わりになる休日を与えること

たとえば、労働条件を以下に定めた場合の事例は以下になります。

  • 一週は日曜日から土曜日までを1サイクルとする
  • 日曜日を法定休日に定める
  • 休日出勤の週は所定休日なしとする

  1. 日曜日に休日出勤となった場合、その週の土曜日を振替休日にする…休日出勤日の割増賃金なしとなる
  2. 日曜日に休日出勤となった場合、その週の土曜日が代休になる…休日出勤日に35%の割増賃金となる
  3. 日曜日に休日出勤となった場合、その翌週の土曜日に振替休日…休日出勤日に25%の割増賃金となる
  4. 日曜日に休日出勤となった場合、その翌週の土曜日に代休…休日出勤日に135%の割増賃金、代休100%控除になる


建設職人の休日の過ごし方

建設職人は、悪天候で急に休みになることがあります。
現場では安全第一のため、足を滑らせる危険性のある日は作業を中止するケースも多いです。
ここでは、建設職人の休日の過ごし方の一例をご紹介します。


過ごし方①:道具の手入れをする

普段行っている電動工具や腰道具のお手入れをする人もいます。
お手入れをしないと普段の作業中に使いづらいこともありますが、面倒だったり、時間がかかったりするため、休日にまとめてお手入れをする人も多くいます。
お手入れをすることで、道具や工具が長持ちし、節約にもつながるでしょう。


過ごし方②:勉強をする

将来的に資格取得や独立などを考えているなら、勉強も一つの手段です。
将来を見据えた行動を取れば、いざという時に信頼のおける人物となって、仕事が舞い込む可能性もあります。
加工場や事務所、自宅などでできることを勉強したり、技術の練習をしたりなど、自分に合った方法を見つけてみましょう。


過ごし方③:体を鍛える

平日のお休みであれば、スポーツジムにいって体を鍛えるのもおすすめです。
休日のスポーツジムは混んでいることが多いですが、平日だと空いていることもあるため、ストレスなく体を鍛えることができます。



悪天候で休みになった時の過ごし方を知ろう

悪天候で休みになった場合は、体を休めるというのも一つの手段です。
しかし、もっと有意義に過ごしたいとも思っているなら、そのうち済ませようと考えていた用事を済ませるのもおすすめです。
たとえば、道具のお手入れをしたり、資格取得に向けて勉強したりなど、普段は時間が取れなくてなかなかできなかったことに挑戦してみるのもよいのではないでしょうか。


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