配管工職人に将来性はある!?腰道具などの基礎知識を知っておこう | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

配管工職人に将来性はある!?腰道具などの基礎知識を知っておこう

配管は、住居、工場、事務所など、さまざまな場所で必須な作業です。
給水管、排水管、ガス管、冷暖房換気装置などを利用する際に必要であり、多くの場所で需要があるでしょう。
しかし、具体的な仕事内容について知らない方も多いのではないでしょうか。


本記事では、配管工職人の概要や仕事内容、将来性などをご紹介します。

配管工職人とは

配管工職人とは、給水管、排水管、ガス管、消火設備、排水処理施設などの配管工事を行う仕事です。
配管工には、給水と排水などの配管を専門にする「衛生配管工」と、冷暖房の配管を行う「空調配管工」に分けられます。
どちらも、冷温水、蒸気、油などの流体を送るため、管を切断したり、曲げたりして、継手などでつなぎ、所定の場所に取り付けます。


就業するには

配管工職人は、入職にあたって特別な資格や学歴は必要ありません。
入職して働きながら技能を身に付けるか、職業訓練校で所定の過程を修了した後に入職します。
配管工職人は、自営している人と企業に勤務している人がいます。
自営や企業内で管理的な立場にある人は、資材の手配や作業員の手配なども行います。


労働条件

各工事現場で作業をするため、働く場所は一定ではありません。
数ヶ月~数年で建物が完成すると、次の工事現場に移動します。
就業者のほとんどが男性となり、女性の就業者は役2%とされています。(2016年2月時点)


就業者に関するデータ

厚生労働省が提供する職業情報提供サイト「jobtag」によると、全国の就業者に関するデータは以下の通りです。


  • 就業者数:236,170人
  • 労働時間:174時間
  • 賃金(年収):471.2万円
  • 年齢:43.6歳

出典:厚生労働省「jobtag

配管工職人の仕事内容

衛生配管工は、給水と排水などの配管を専門にしています。
給湯器などの機械周りの配管、浴槽、便器、洗面化粧台などの各種衛生器具などの取り付けや配管工事を行います。
また消火設備の取り付け・配管作業なども含まれます。
空調配管工は主に、冷暖房の配管を行います。
冷凍機、空調機などの機械の据え付け、機械回りの溶接配管、送風機や空気清浄機の据え付けや保守などを行う場合もあります。


基本的な腰道具

配管工がよく使用する腰道具には以下が挙げられます。


  • 工具(かなづち、のこぎりなどの手動工具やドリルなどの電動工具)
  • ヘルメット
  • ゴーグル
  • グローブ
  • 安全靴

出典:厚生労働省「jobtag

配管工職人の将来性

建物内の設備から配管がなくなることはないため、配管工職人の需要は今後も高いと考えられています。
都市部ではマンションなどの新しい建物が、どんどん建設されています。
また、高度経済成長期に建てられたビルや道路などの老朽化が進んでおり、修繕工事や建て替え工事なども多く着工しています。
そのため、配管工職人の仕事も、すぐにはなくなることはないでしょう。


また建設業全体で人手不足が続いており、少子高齢化も進んでいるため、ますます職人の数は減っていくでしょう。
そのため、配管工職人を含めた職人の将来は明るいといえます。
やる気があれば正社員にもなりやすい仕事であるため、定職に就くことを目的としている人にもおすすめです。


給与アップを狙うのであれば、技能検定の「配管技能士」や「給水装置工事主任技術者」などの資格取得を狙いましょう。
さらに、請負代金が4,000万円以上の建設現場に1名以上配置が義務付けられている「管工事施工管理技士」や、溶接作業を行う際に必要な「ガス溶接技能者」などの資格を取得すれば、仕事の幅が広がるでしょう。


出典:厚生労働省「jobtag

配管工職人の将来は明るい

配管工職人は、給水管や排水管、ガス管などの配管工事を行う職人です。
建物を建てる際に配管は必須のため、今後も需要が高い職業といえるでしょう。
さらに、資格を取得すれば給与アップなども期待できるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


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