軽天職人の魅力を知ろう!どのような流れで進められる!? | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

軽天職人の魅力を知ろう!どのような流れで進められる!?

「軽天職人」と聞いて、すぐにイメージが浮かばない方もいるのではないでしょうか。
軽天職人は、建物の骨組みに関わる職人であり、内装工事の品質を決定する重要な役割を担っています。


本記事では、軽天職人の特徴や魅力などをご紹介します。

軽天職人とは

軽天職人は、内装工事に関わる職人です。
軽鉄骨を用いて、壁や天井の骨組みを組む職人のことを指します。
内装の骨組みを作る職人であり、軽鉄骨の普及とともに誕生しました。


内装の骨組みを組む際に軽鉄骨を使う仕事のことを「軽天工事」といい、「軽鉄骨を使って天井とそこに続く壁の骨組みを組む工事」の意味を略したものが名前の由来です。
建物の品質を支えるためには欠かせない仕事です。


軽天職人は、軽鉄骨が普及し始めた1975年頃に始まった職業とされています。
この頃の内装工事には、主に木材が使用されていました。
木材を使用する場合、材料の加工や防火検査など、多くの段階を踏む必要があります。


一方で、軽鉄骨は規格が一定のため、加工が容易です。
さらに、不燃物なので防火対策も検査も容易であるため、画期的な特徴を持っていました。
手間がかからないため施工にかかるさまざまなコストを削減できると、多くの業者が軽鉄骨を導入しました。
しかし、今までに取り扱ったことのない建材であったため、軽鉄骨を専門に取り扱う「軽天職人」が生まれたのです。



軽天職人の仕事内容

ここでは、軽天職人の仕事内容について一般的な業務の流れを紹介します。


STEP1:図面を確認しながら墨出し

軽天職人は、最初に図面を確認して計算して、それを元に墨出しを行います。
完成図だけでなく、建物建築に関わる細かい部分まで考えなくてはいけません。
軽天職人の後には、配管工事や電気工事、ボード貼りなどのさまざまな作業が行われるので、墨出しの際には後に入る業者のことを考える必要があります。
そのため、電気工事や水道工事などの設備に関する知識も必要になるでしょう。


墨出しの際には、骨組みの目印とともに、配管や配線の目印、メモを残すケースもあるのが特徴です。

さらに、骨組みの寸法や必要なスペースを考えながら行う必要があります。

STEP2:鉄骨を組む

墨出しに伴って鉄骨を組みます。
寸法通りに軽鉄骨を加工し、骨組みを立てます。
この工程の際にも、後に入る業者のことを考えながら行わなくてはいけません。


STEP3:ボード貼りを行うこともある

場合によっては、ボード貼りや配線作業などを行うこともあります。
軽天工事のみの場合は終了すればその場で作業は終了ですが、他の工事もある場合はそのまま次の工事の作業を行います。
業者によっては、骨組みから最後の塗装作業までを一気に行うケースもあります。



軽天職人の魅力

軽天職人の魅力の1つは、大きな達成感を得られやすいことです。
軽天職人は、ただ骨組みを作るだけでなく、構造体や柱の位置、照明の配線などを考える必要があります。
骨組みを作る際の設計図は、ほとんど用意されていません。
用意された設計図を確認し、それを元に寸法などを計算して骨組みを組み立てます。
さらに、その後に入る内装業者のことも考えながら作業しなくてはいけません。
仕事内容は大変ですが、だからこそ得られる達成感があるのも、軽天職人の魅力といえるでしょう。



軽天職人の特徴について知ろう

軽天職人は、内装工事の骨組みを作る職人です。
骨組みの出来次第で内装の出来が決まるため、とても重要な仕事です。
そのため、自分たちの仕事だけでなく、後から入る内装業者にも配慮しなくてはいけません。
電気工事や水道工事などの設備工事に関わるトータルな知識も必要とされます。
軽天職人の仕事が気になる方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。


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