置き床職人とは!?工事の特徴について知ろう | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

置き床職人とは!?工事の特徴について知ろう

床にはさまざまな種類があり、それに合わせて工法も数多くあります。
置き床は、主にマンションなどで用いられています。
本記事では、置き床職人の概要や特徴、支持脚の種類についてご紹介します。

置き床職人とは

置き床職人とは、置き床を施工する職人のことです。
マンションの床工事は大きく分けて2種類あり、フローリングに直にスラブを貼る「直貼り工法」、置き床という下地材を挟んで貼る「置き床工法」があります。
置き床工法は、等間隔に設置した支持脚の上に下地となるパネルを敷いて、その上からフローリングを施工します。
支持脚の高さがある分、本来の床より高くなるため、段差の解消などにも使われます。


置き床の施工方法

置き床は、支持脚の上に専用ボンドでパネルを固定します。
支持脚には防振用のゴムがついているものもあり、これが防音効果を高めてくれます。
床下にある空気層には、断熱材が施行されます。
断熱材は、床からの冷気を防ぎ、防音効果も期待できます。
支持脚→パーティクルボード→コンパネ→フローリングと多層にすることが可能なため、防音効果を高められます。



置き床の特徴

置き床は通常過ごす分には、普通の床と変わりません。
ゴムや接着剤でしっかり固定されているため、安全上の問題はありません。
施行する床材により、足に触れる感触が異なります。
たとえば、調湿性のある無垢フローリング、冷たく感じないコルクタイルなどがあります。


また、断熱や防音が期待できます。
断熱材を敷き詰めることで、夏場は熱気を遮断し、冬場は室内の暖気を外に逃さないという効果が期待できるでしょう。
隙間は音を遮断する効果が期待できるため、騒音をシャットアウトする効果が期待できます。


段差を解消できるので、リフォームなどでも使われる工法です。
床下にスペースができるので、給水管や排水管を通すことができます。
キッチンの配置を変えたり、追い焚き配管を通したりなど、水回り設備配置が自由になるメリットがあります。
また、将来のリフォームやリノベーションに備えることもできます。
将来的に、キッチンや浴室などの水回りの設備をリフォームする際、床下の空間に自由に配管できます。


メリットの多い工法ですが、デメリットもあります。
マンション全体に置き床工法を採用すると大掛かりな工事になるため、費用がかかります。
しかし置き床は一部にだけ採用しても、段差の解消につながらない場合も多いです。
置き床にしたい場合は、予算についてあらかじめ説明しておく必要があるでしょう。
また床の高さが上がるため、天井が低い物件の場合は圧迫感が気になる可能性もあります。



支持脚の種類

支持脚はスラブと床を支える脚のことです。
支持脚があることにより、スラブの凹凸がフローリング材に影響しないため、床を平行に貼ることが可能です。


支持脚には、マルチフロアー用、遮音タイプ、補強用、合板、ウッドデッキなどがあります。
建物の状況や構造に合わせてタイプが選べます。
支持脚には適応床高があり、これはパーティクルボードの天端からコンクリートスラブまでの高さを指します。
支持脚は回ることで高さを変更できるため、床スラブに凹凸がある場合は高さの調節が必要です。



置き床職人について知ろう

置き床職人は、置き床を施工する職人です。
置き床は、床を上げて段差を解消できることから、リフォームなどにも用いられている工法です。
床下の空気層に断熱材などを入れるため、防音も期待できます。
また、床下に配線を通せるため、水回り設備などを自由に配置できるのも大きなメリットです。
置き床職人に興味がある方は、置き床のメリット・デメリットを理解しておきましょう。


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