クロス職人の役割。将来性はある!?
多くの建物にはクロスが必須のため、クロス職人が担う役割は重要です。
本記事では、クロス職人の概要や仕事内容、メリット、将来性などをご紹介します。
クロス職人とは、住宅、店舗、ビルなど、さまざまな建築物の内装に使用されているクロスを施工する職人のことです。
空間を顧客のイメージした通りに仕上げるには、単にクロスの素材や色だけではありません。
顧客のイメージ通りに仕上げるための技術力や空間提案力も必要です。
クロス職人は建設業の職種の中でもインテリアデザインの要素が含まれているため、女性にも向いているといえるでしょう。
木造住宅の場合、大工が建てた骨組みや壁の下地材の上に、クロスを貼ります。
まずパテ打ちを行い、石こうボードやビス穴のつなぎ目を埋めます。
パテが乾いた後、サンドペーパーなどで削り、表面を滑らかに仕上げます。
クロスに均等に糊を付け、クロスを貼っていきます。
熟練の職人の場合、壁紙と壁紙のつなぎ目が分からないほどきれいに仕上げることができます。
クロス貼りは、建物を建てるための最後の工程になるため、仕上げとしてとても重要です。
それまで殺風景だった室内を、さまざまなクロスによって部屋として完成させていきます。
クロス貼りはあまり力を必要としないため、男女問わずに向いている職業といえるでしょう。
ここでは、クロス職人となるメリットについてご紹介します。
クロス職人は、建設業界の他職種と比較すると、短い時間で技術を習得できるとされています。
企業にもよりますが、就業から約2~3年である程度の仕事を1人で行えるようになります。
クロスは、内装を仕上げる上で欠かせない建材です。
人の手で仕上げるものなので、技術力によって大きな差が出てきます。
そのため、技術力を高めれば、できる仕事が増えるため、高収入が期待できるでしょう。
また、独立もしやすいといわれています。
クロス職人は、内装の中でも最終仕上げの工程です。
仕事内容が直接顧客の目に触れるため、評価されやすい作業といえます。
特にリフォームの場合、古いクロスを新しいクロスに変えるだけで、劇的に印象を変えられます。
このため、顧客から直接コメントを貰うこともあり、モチベーションを保ちやすいでしょう。
クロスは、住宅なら新築・中古に関係なく必ずといっていいほど使われています。
そのため、クロス職人の需要がなくなることはないでしょう。
また、ホテルや賃貸物件の定期的な張り替えの仕事などもあるため、安定して仕事をすることができるでしょう。
さらに、建設業界は人手不足の状態にあります。
そのため、今からクロス職人を目指しても、十分に活躍できるタイミングといえるでしょう。
クロスという建材は、日本だけでなくさまざまな国でも使われています。
そのため、技術力を高めれば、海外で活躍できる可能性もあります。
クロスは内装工事の最終仕上げの工程であり、欠かせない工程でもあります。
そのため、今後クロス職人の需要が減ることはないと考えられています。
比較的短い期間で技術を身に付けやすい職業ではありますが、その分活躍するには高い技術力が必要となります。
クロス職人という仕事が気になる方は、役割や将来性について理解することが大切です。
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