タイル・フローリング職人の特徴。どのような人が向いている? | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

タイル・フローリング職人の特徴。どのような人が向いている?

タイルやフローリングは、さまざまな建築物に使われている建材です。
タイル・フローリング職人は、こうした建材を専門に扱うことのできる職人を指します。


本記事では、タイル・フローリング職人の概要やタイル職人に向いている人などをご紹介します。

タイル職人とは

タイル職人は、建物の床や壁などにタイルを張りつけて、表面仕上げを行う職人です。
タイルを張る床や壁などを清掃し、タイルを張る位置に墨を出します。
その後、水糸を張って基準を決めたら、割付図に従いタイルの割り付けを行います。
そして、モルタルを下地面に塗り、タイルを所定の位置に張りつけていきます。
モルタルがある程度硬化したら目地詰めを行い、目地モルタルが硬化したら、表面を水洗いして清掃します。
家屋やビルの外壁や床、トイレ、バスルームなどの装飾性や耐久性を高めることのできる仕事です。


就業するには

タイル職人になるには、特別な学歴や資格などは不要です。
タイル工事会社に就職し、熟練職人のもとで見習いから修行を始めます。
そこで仕事をしながら、技術を学んでいく人が多いです。


また、職業訓練校などで学ぶケースもあります。
熟練した職人になるにはある程度の時間がかかりますが、技術力を身につければ独立することも可能です。
また、厚生労働省が定める技能検定である「タイル張り技能士」の資格を取得すれば、客観的な技術力の証明になります。
資格は、給与アップや独立する際にも助けとなるでしょう。


労働条件

タイル工事業者は、中小企業が多いとされています。
また、数人の技能者を抱えて自営する場合もあります。
一般的に、入職してから一人前になるまでは月給、技術が身についてきてからは、施工面積に応じた出来高給に変わるケースが多いです。


労働時間は、勤務先の規定によって変わります。
また、工事現場の作業環境や工期、施工時期などで一定しない場合もあります。
工程の都合によっては、残業や夜間・休日出勤の可能性もあるでしょう。


就業者に関するデータ

以下は、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobitag」のデータを参考にしたものとなります。


就業者統計データ(全国)
  • 就業者数 約24,510人
  • 労働時間 約173時間
  • 年収 約431.7万円
  • 年齢 43.8歳

出典:厚生労働省「jobitag

タイル職人に向いている人

タイル職人には、手先が器用で正確な仕事ができる人が求められます。
ズレが生じないようにタイルを張る几帳面さや正確さ、手先の器用さがある人は向いているでしょう。
また、ある程度の美的センスも必要です。
完成後のイメージや計画性を持って作業することも大切です。
建築現場での作業になり、屋外での作業も多いことから、体力も求められるでしょう。



フローリング職人とは

フローリング職人とは、フローリング張りを専門に行う職人を指します。
フローリングは空間に占める割合が大きいため、部屋全体のイメージを大きく決定するため、とても重要な作業になります。
フローリング職人として活躍するためには、床材をきれいに貼る技術が求められます。
そのため、タイル職人と同様に器用さが必要でしょう。
また、空間判断力や体力なども必要です。


現在、ほとんどの建築物にはフローリングが貼られているため、需要のある仕事となります。
将来性もあるため、今から目指しても十分に活躍が期待できます。



タイル・フローリング職人について知ろう

タイル・フローリング職人は、いずれも建築物の最終工程に関わる職人です。
最終工程の作業は、建築物の印象を決めてしまうといっても過言ではないため、とても重要な仕事です。
いずれも需要がある仕事ですので、将来性があるといっていいでしょう。


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