ボード工事の現場で活躍するには!?職人として知っておきたいボードの基本知識 | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

ボード工事の現場で活躍するには!?職人として知っておきたいボードの基本知識

ボード工事は「内装工事」の一種です。
実際に、ボード工事の現場で活躍するには何が必要なのでしょうか。


本記事では、ボード工事の概要やボードの種類、ボード職人のやりがいなどをご紹介します。

ボード工事とは

ボード工事とは、マンションや住宅などの建築物の壁や天井の下地となる部分を作る工事のことです。


ボード工事の重要性

ボードを隙間なく張ることで難燃性を高めることができます。
ボードは石膏でできているので、燃えることがありません。
また、石膏自体が熱の伝導を防止してくれるため、防火材料として認められています。


さらに、加工がしやすいのが特徴です。
張り付けの際には切断やビス止めを行いますが、切断には特殊な器具は必要ありません。
全体的に加工がしやすいため、工期の短縮にもつながります。


【例】作業の流れ

軽量鉄骨下地(軽天)と呼ばれる素材を格子状に組んで固定します。
その鉄骨にボードを隙間なく張ったら、パテで隙間を埋めていきます。



ボードの種類

ここでは、工事に使用する代表的なボードの種類をご紹介します。


  • 石膏ボード
  • 強化石膏ボード
  • シージング石膏ボード
  • 石膏ラスボード
  • 化粧石膏ボード
  • 防音ボード

石膏ボード

多く使用されているボードです。
耐火性、防火性、遮音性に優れており、天井や壁の下地などに使われます。


強化石膏ボード

石膏ボードに無機質な繊維を混ぜて作ったボードです。
通常のボードの欠点である、衝撃に弱くもろいといった部分をカバーできます。
耐火性と耐衝撃性を持っているため、キッチンの壁や外壁などに用いられます。


シージング石膏ボード

石膏ボードの両面に防水加工を施したものです。
水回りや屋根に使用されます。


石膏ラスボード

珪藻土やモルタルなどが付きやすくするため、表面に穴をあけたボードです。
天井や壁の内装下地として用いられます。


化粧石膏ボード

表面に塗装・装飾加工が施されたボードです。
壁や天井の仕上げ材として用いられます。


防音ボード

石膏ボードに穴をあけ、吸音機能を付けたものです。


使用する工具

ここでは、一般的に使われることの多い工具をご紹介します。


電動丸ノコ

石膏ボードの切断に使用される工具です。
切断時には粉塵が大量に発生するため、集塵丸と呼ばれるものが使用されることが多いです。


ネジ打ち機

石膏ボードを張り付ける際のビス内に使用される工具です。
コンプレッサーで圧縮することで、素早い作業が可能です。


エアカッター

空気圧の力を使ってステープルを打ち込む工具です。
石膏ボート、壁パネル、シート打ちなどに使用されます。


コンプレッサー

ネジ打ち機やエアカッターに空気を送り出す機械です。



ボード職人のやりがい

ボード工事は最終的にはクロスなどに隠れてしまう部分ですが、完成した時に仕事の成果が形として残るのがやりがいといえます。
建設業界全体にいえることですが、自分が施工に関わった建物が地図に残ることに、魅力を感じる人も多くいます。
また、仕事の進み具合や成果が目に見えて分かるため、目標を立てやすいのも特徴です。
さらに、技術がどれだけ上達したのかも分かりやすいため、満足感も得やすいでしょう。



ボード工事についての基礎知識を身につけよう

ボード工事は、内装工事において、下地になるボードを張り付ける工事です。
下地部分がしっかりしていなければ、その後の工事に影響が出てしまうため、正確さが求められます。
仕事の進み具合や成果が目に見えて分かりやすいため、モチベーションを保ちやすい仕事といえるでしょう。


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