アンカー工事とは?活躍場面や種類を紹介 | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

アンカー工事とは?活躍場面や種類を紹介

アンカー工事は、機器・耐震補強部材などが性能を十分に発揮するために、重要な工事です。
本記事では、アンカー工事の概要や工事の種類についてご紹介します。

アンカー工事とは

アンカー工事とは、コンクリート構造物に機器や耐震補強部材などを、アンカー筋を使って取りつける工事のことです。
建築分野では、削孔と定着工とセットで「あと施工アンカー」と呼ばれることもあります。
一方、土木分野では、アンカー筋のサイズが大きいので、削孔と定着工は別工種となっています。


活躍する場面

アンカー工事は以下の場面で活躍しています。


建築

  • コンクリートの型枠止め
  • コンクリートの基礎ボルト
  • 看板工事
  • ネオン塔工事
  • 増築に伴うコンクリートの柱補強
  • 外壁下地のアングル止め
  • フェンス工事
  • エレベーター工事
  • 太陽光ソーラーパネルの架台取り付け工事

道路

  • フェンス
  • 防音壁
  • 遮音壁
  • ガードレール
  • 照明灯
  • 落石防止網
  • 落雪防止柵
  • 標識板

高架橋梁

  • ケーソン内基礎ボルト
  • 橋梁補強工事
  • 水道管等ブラケット
  • 漏水桶受箱
  • 拡幅工事
  • 伸縮継手金物
  • PC板固定
  • タラップ

トンネル

  • 架線
  • ケーブルラック
  • 電力線引込金具
  • ジェットファン
  • 標識板

鉄道

  • 歩道橋
  • 防音壁
  • 標識板
  • 湾岸、河川水中工事
  • 電力、ガス、石油工事等
  • ホーム継ぎ足し用差し筋
  • 落石防止網
  • 落雪防止網


アンカー工事の種類

アンカー工事には以下の2種類があります。

  1. 接着系アンカー工事
  2. 金属系アンカー工事

接着系アンカー工事

化学反応を利用した接着剤を使い、ネジを固定する工事です。
穴をあけて接着系アンカーを挿入し、ネジを打ち込むと接着系アンカー容器が壊れて、化学反応が起こることで固定されます。
固着性能や簡便性に優れており、金属系アンカーに比べて応用範囲が広いのが特徴です。
このため、耐震補強工事など定番アイテムとして用いられています。


金属系アンカー工事

金属系アンカー工事は、簡便で耐久性に優れているとされます。
穴をあけて金属アンカーを入れると金属アンカーが拡張し、アンカーとコンクリートの間で摩擦が生じます。
施行直後から強度が発生するのが特徴です。



アンカー工事について知ろう

アンカー工事は、アンカー筋で取りつけることで、耐震補強部材や機器が初期の性能を十分に発揮することできます。
アンカー工事は主に2種類あり、現場環境を考慮して最適なアンカーが選定されます。 重要な工事ですので、概要について知っておきましょう。


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