アンカー工事とは?活躍場面や種類を紹介
アンカー工事は、機器・耐震補強部材などが性能を十分に発揮するために、重要な工事です。
本記事では、アンカー工事の概要や工事の種類についてご紹介します。
アンカー工事とは、コンクリート構造物に機器や耐震補強部材などを、アンカー筋を使って取りつける工事のことです。
建築分野では、削孔と定着工とセットで「あと施工アンカー」と呼ばれることもあります。
一方、土木分野では、アンカー筋のサイズが大きいので、削孔と定着工は別工種となっています。
アンカー工事は以下の場面で活躍しています。
建築
道路
高架橋梁
トンネル
鉄道
アンカー工事には以下の2種類があります。
接着系アンカー工事
化学反応を利用した接着剤を使い、ネジを固定する工事です。
穴をあけて接着系アンカーを挿入し、ネジを打ち込むと接着系アンカー容器が壊れて、化学反応が起こることで固定されます。
固着性能や簡便性に優れており、金属系アンカーに比べて応用範囲が広いのが特徴です。
このため、耐震補強工事など定番アイテムとして用いられています。
金属系アンカー工事
金属系アンカー工事は、簡便で耐久性に優れているとされます。
穴をあけて金属アンカーを入れると金属アンカーが拡張し、アンカーとコンクリートの間で摩擦が生じます。
施行直後から強度が発生するのが特徴です。
アンカー工事は、アンカー筋で取りつけることで、耐震補強部材や機器が初期の性能を十分に発揮することできます。
アンカー工事は主に2種類あり、現場環境を考慮して最適なアンカーが選定されます。
重要な工事ですので、概要について知っておきましょう。
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