公共施設・商業施設の塗装工事。流れやメリットを解説 | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

公共施設・商業施設の塗装工事。流れやメリットを解説

公共施設や商業施設などの建設の際には、外壁や屋根の塗装工事を行います。
ただ、何のために塗装工事を行うのか、詳しい目的が分からない人もいるでしょう。
塗装工事で使用する塗料の種類、工事の流れなどについても把握しておきたいところです。


本記事では、公共施設や商業施設の塗装工事について解説していきます。

公共施設・商業施設に塗装工事は必要?

塗装工事には以下のようなメリットがあるため、公共施設と商業施設の両方で必要とされています。


公共施設に塗装工事を行うメリット

以下は、公共施設で塗装工事を行うことで得られるメリットです。


  • 耐久性の維持
  • 安全性の確保
  • 遮熱
  • 美観の維持

公共施設の外壁や屋根は雨風に晒されているため、何もしなければ雨水が染み込んでしまいます。
そうなると、耐久性が弱まり安全性も損なわれてしまう可能性が高いです。
塗装工事を行うことで、耐久性を高め安全に利用できる状態にしています。


また、夏場や晴れている日には、遮熱されて室内の気温上昇を抑えられることも塗装のメリットの1つです。
塗装すれば、建物の見栄えも良くなります。


商業施設に塗装工事を行うメリット

  • 安全性の確保
  • 遮熱
  • イメージアップ
  • 集客効果

商業施設の場合も、建物の耐久性を高めて利用者の安全を守る目的があります。
塗装されていれば、建物が直射日光を浴びても室内の気温が上がりにくくなるため、夏場の冷房費を節約できる効果もあります。


また、塗装により建物の外観が良くなれば、施設のイメージアップにつながります。
塗装の色や模様などで、企業イメージのアピールもできるでしょう。
綺麗な建物は利用してみたいと思う人も増えるため、集客効果も期待できます。



公共施設・商業施設に使用する塗装種類

公共施設や商業施設では、主に以下のような種類の塗装が行われています。


  • ウレタン塗装
  • シリコン塗装
  • ラジカル塗装
  • フッ素塗装
  • 無機塗装

これらの塗装の主な違いは、塗料の耐久性とコストです。
ウレタン塗装やシリコン塗装は、耐久性は低めですが密着性が良く、低コストで行えます。
無機塗装やフッ素塗装は、コストが高めですが耐久性に優れているのが特徴です。
無機塗装は、燃えにくく汚れにくいなどのメリットもあります。
ラジカル塗装は、耐久性も価格もシリコン塗装とフッ素塗装の中間的な位置づけです。



公共施設・商業施設の施工の流れ

公共施設や商業施設の塗装工事では、最初に足場を設営し、窓などに塗料が飛散しないように養生を行います。
次に塗装を行う部分に対して高圧洗浄を行い、付着している汚れを落としてから、下地処理です。
それから、メインとなる塗装作業を行っていきますが、密着力を高めるため同じ部分に対して、下塗り→中塗り→上塗りを3回行います。


乾燥させてから重ね塗りをするため、下塗りと中塗りとの間には1日挟み、中塗りと上塗りとの間にも1日挟みます。
上塗りが終わって乾燥されたら、養生を取り外し、確認作業を行ってから足場を解体するという流れです。
汚れている箇所などがあれば、綺麗に掃除してから施主に引き渡します。



建物を守るための重要な作業

公共施設や商業施設の塗装工事は、外観を良くするだけでなく、建物を雨風や日光などから守る目的で行われています。
また、塗装工事で使用する塗料により耐久性やコストに差があり、塗装箇所や用途などを考慮して選ばれます。
作業は足場を組んで行い、同じ部分に対して3回重ね塗りするのが特徴です。
建設業界の職人として働きたい方は、ぜひ塗装職人を選択肢の1つとして検討してみてください。


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