(発泡ウレタン)吹き付け職人とは!?特徴や関連する資格を知ろう | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

(発泡ウレタン)吹き付け職人とは!?特徴や関連する資格を知ろう

発泡ウレタン吹き付け職人は、さまざまな建築現場や設備工事現場で活躍しています。
取得すると活躍の場が増える国家資格などもあり、キャリアアップもしていくことが可能です。


本記事では、(発泡ウレタン)吹き付け職人の概要や必要なこと、関連した資格などをご紹介します。

(発泡ウレタン)吹き付け職人とは

発泡ウレタン吹き付け職人とは、発泡ウレタンを吹き付ける作業を行う職人です。
発泡ウレタンは、ウレタン樹脂に発泡剤などを加えて発泡させて作られた充填剤などのことを指します。
この特性を利用して、断熱材や防水材として使用されます。


発泡ウレタン吹き付け職人は、発泡ウレタンを吹き付けるノズルや機械を使い、建物や設備に吹き付けを行います。
吹き付けの厚さや密度を調整することで、断熱性能や防水性能を向上させることができます。
たとえば、断熱材の継ぎ目や隙間ができなくなるため、熱ロスや結露が起こりにくくなり、部屋全体の結露防止や防熱効果が期待できます。



(発泡ウレタン)吹き付け職人に必要なこと

(発泡ウレタン)吹き付け職人には、まず経験が必要とされています。
発泡ウレタンは通常、壁材の内側に吹き付けを行います。
そのため、吹き付け量が少ないと、断熱効果が下がる可能性があります。
どのくらいの量が適性なのか、工程に支障が出ないかを考えながら作業をしなくてはいけないため、一定の経験や職人の勘が求められるとしています。



(発泡ウレタン)吹き付け職人に関連した資格

発泡ウレタン吹き付け職人に関連する資格は、次のとおりです。


  • 熱絶縁施工技能士(吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業)
  • 登録ウレタン断熱基幹技能者制度

熱絶縁施工技能士(吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業)

熱絶縁施工技能士は、厚生労働省が定めた国家資格です。
技能検定試験に合格することで資格を得ることができます。
技能検定は、国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づき、各都道府県が試験を実施します。


〈等級区分〉
技能検定は、特級、1級、2級、3級に分けられており、それぞれの試験の程度は以下のとおりです。
特級…管理者または監督者が通常有すべき技能
1級…上級技能者が通常有すべき技能
2級…中級技能者が通常有すべき技能
3級…初級技能者が通常有すべき技能


〈試験〉
試験は検定職種ごとに実技試験および学科試験が実施されます。


登録ウレタン断熱基幹技能者制度

登録基幹技能者は、専門工事業団体の認定資格を受けたものを指します。
熟達した作業能力と豊富な知識を持ち、効率的に作業を進めるためのマネジメント能力に優れた技能者であることを証明できます。


〈受講資格〉
講習を受講するためには、以下の条件を全て満たしていなくてはいけません。
1.建設業法(昭和24年法律第100号)で定める熱絶縁工事におけるウレタン吹き付け断熱工事の実務の経験が10年以上あるもの
2.職長としての実務の経験が3年以上あるもの
3.職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)に基づく1級熱絶縁施工技能士(吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業)の資格を持っていること


〈講義・試験〉
11時間の講義と60分の試験が、2日間に分けて行われます。
試験は25問出題され、正答率が6割以上で合格となります。


これらの資格は、発泡ウレタン吹き付けの技術や知識を認定するものであり、就職や転職に有利になります。



(発泡ウレタン)吹き付け職人について知ろう

発泡ウレタン吹き付け職人になるためには、資格は必要ありませんが、経験が豊富な職人のもとで修行を積むことが一般的です。
発泡ウレタン吹き付けは体力を使う仕事ですが、技術を習得すれば高収入を得ることも可能でしょう。
興味のある方は、発泡ウレタン吹き付け職人について調べてみてはいかがでしょうか。


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