鳶職人が使用する道具や活用方法。現場にある資材と併せて解説 | ジョブケンワーク | JOBKEN WORK

鳶職人が使用する道具や活用方法。現場にある資材と併せて解説

鳶職人が使用する道具は、どれも高度な技術と経験を必要とするものばかりです。
本記事では、鳶職人が使用する代表的な道具とその活用方法について、現場にある資材と併せて解説していきます。

鳶職人が現場で使用する道具

鳶職人は、高層ビルやマンションなどの建設現場で、足場の組立・解体、鉄骨の吊り上げ、重機の操作など、さまざまな作業を担当します。
これらの作業を安全かつ効率的に行うために、鳶職人はさまざまな道具を使用します。


ここでは、鳶職人が現場で使用する代表的な道具とその役割、使い方について紹介していきます。


作業工具

金づち

鉄骨や鋼管を叩いたり、釘を打ったりする同業です。
主に、くさびを叩き込む際に使用します。


スケール

材料の長さを測る道具です。
寸法を測ったり、足場や重心の位置確認のために用いられます。


クリッパー

針金やワイヤーロープを切る道具です。 鉄パイプや鉄筋などは、針金(番線)でまとめられているため、頻繁に使用します。


インパクトドライバー

ネジを締めたり、緩めたりする道具です。
鉄骨を扱う鳶職人には必須の道具とされています。


ラチェットレンチ

ボルトやナットを締めたり、緩めたりする道具です。
クランプ類を締めたり、番線を縛ったりします。


モンキーレンチ

さまざまなサイズのボルトやナットに対応できる道具です。


水平器

水平や垂直を確認することができる道具です。


巻尺

長距離を測る際に用いられる道具です。


セーフティーワイヤー

工具類が落下しないように、工具と安全帯を固定する道具です。
万が一、工具を落とすと大事故につながる可能性もあるため、重さがある工具などは、セーフティーワイヤーで固定します。


安全装備

鳶職人の仕事は高所作業や重機操作など、危険を伴う作業が多いため、安全装備は必須です。


ヘルメット

頭部を落下物や衝撃から守る装備です。
耐久性が高く頑丈なものを選びましょう。


フルハーネス安全帯

高所で作業する鳶職人に欠かせない装備です。
転落を防ぐため、装着が義務付けられています。


手袋

手を保護するために必要です。


サポートベルト

腰への負担を軽減するために使用する装備です。


墜落制止用器具

万が一転落した場合に、体を支える器具です。


ツールバッグ

必要な工具を入れる腰袋です。
工具を持ち運ぶ際には必須の道具で、さまざまな内容量のものが販売されています。



現場で使用する資材

鳶職人は、建設現場でさまざまな資材を扱い、建物の骨格を作り上げていきます。
ここでは、鳶職人が現場で使用する代表的な資材と、それぞれの役割について紹介していきます。


クランプ

鋼管を接合するために使用する部材です。
締め付けボルトを締め付けることで、鋼管を固定します。


ベースジャッキ

足場の基礎となる部材で、地盤に設置して鋼管を支えます。


支柱

こぶと呼ばれる緊結が一定間隔ごとに設置されている鋼管です。
足場の骨組みにあたる部分で、足場で重要とされています。


ブレス

支柱に斜めに取り付ける資材です。
足場の揺れを防ぐために用いられます。


手すり

足場の安全のために設置する部材です。
支柱同士を倒れないように連携させ、作業員の落下を防ぎます。


アンチ

建設現場で足場資材として使われる鋼板製の「布板(ふいた)」のことを指します。


メッシュシート

建設現場などで飛散物や落下物の飛散防止、作業員の安全確保、目隠しなどに使用されるシートです。


ラッセル

足場と躯体の間につけるネットです。
道具や資材が落下するのを防ぎます。



鳶職人はさまざまな道具を使いこなす職

鳶職人は、さまざまな道具と資材を駆使し、安全かつ効率的に建設現場で重要な役割を担っています。
高度な技術と責任感、そしてチームワークが求められる仕事です。
鳶職人を目指す方は、基本的な道具やその使い道について知っておきましょう。


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